劇場版Fate

 手にした者の願いを叶えるという聖杯。その所有権を巡る争奪戦「聖杯戦争」に巻き込まれてしまった衛宮士郎と、士郎と同じ学校に通う遠坂凛、凛に召還されたアーチャー(未来の衛宮士郎)の3人を中心に物語は語られています。
 TV版の『Fate』は原作でいうところのセイバールートだったのですが、劇場版は遠坂ルートになっています。その為、キャラの役回りや人物同士の関係がTV番とは大きく異なっていて、TV版のキャラを好んでいた人の中には、見終わった後でモヤモヤするかもしれません。
 私の様にセイバーが大好きだと、すっかりサブキャラになってしまった彼女の扱いに鬱憤がたまってしまいました。それでもアサシンとのタイマンバトルなど見所が用意されている辺りは、腐ってもセイバーさんといったところでしょうか。
 セイバーさんの出番が減った分、主人公・衛宮士郎の戦いはクローズアップされています。何しろ衛宮士郎vs未来の衛宮士郎(アーチャー)という本人同士の戦いという見せ場まで用意されています。これから苦難の道を歩み、やがて「英霊」と呼ばれるまでに成長する衛宮士郎ですが、その覚悟が語られるシーンは胸が熱くなります。
 そして、さすがは劇場版という感じで、TV版より格段に作画のクオリティが上がっていますので、絵にこだわる人も満足できる内容だと思います。

2011年10月10日

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